学習する組織を構築する 8 つの戦略
学習する組織を構築する 8 つの戦略
1. 学習と仕事を一体化させる
振り返りと行動
クリティカルシンキングの衰えに歯止めをかける
異議を唱えて誓約する
行動後の振り返り (AAR : アフター・アクション・レビュー)
2. そこにいる人たちとともに、自分のいる場所から始める
学習と仕事の一体化の主な障害は断片化
断片化と密接に関係する問題が浮上するのは、経営陣の後押しがないと何もできないと考えるとき
戦略的に考えることはあらゆる階層のリーダーに不可欠
3. ふたつの文化を併せ持つこと
成功は必ずしも成功につながらない
大きな組織の複雑な政治力学
変革者は情熱や熱意を持つからこそ成功に近づけるが、それらを持つからこそ周りからどう見られるかに配慮が至らない
狂信者症候群
変革の文化と伝統的な文化の両方を併せ持ち、それぞれの基本原則を尊重しながら、効果的に行ったり来たりすること
有効な戦略の一つは、経営幹部の目の届かないところでイノベーションを続けること
経営陣の言葉で仕事をすること
たいていは数字が重要
4. 練習の場を創る
練習する機会がなければ新しいことを学ぶのは難しい
真の学習は、新しいことを試したりたくさん間違うこと
授業みたいなものではない
キャンプと階層制、マネジメントシステムと渦巻きの区別 (火の壁)
5. ビジネスの中核とつなげる
6. 学習するコミュニティを構築する
7. 他者と協働する
多様性を受け入れるということ
それがないと、他者を排除するようなコミュニティの負の側面が出てくる
インターネット・コミュニティは反コミュニティ的
これまで協働していなかった人同士の架け橋となることや、分野を超えてつながること
8. 学習インフラを構築する
日本の品質管理が軌道に乗った経緯は、学習インフラの重要性を示す事例
米国陸軍の学習インフラ
訓練および正規教育
練習 : シミュレーションや AAR のようなツールでの報告、学びなど
研究 : 実際の戦闘や戦闘シミュレーションの調査、分析
ドクトリン
参考文献
学習する組織 ―― システム思考で未来を創造する